― 流れこむ遥か遠い記憶 ―[その朝、幼子たちは季節外れの雪に歓声を上げた。御簾越しにその様子を眺めると、薄金の瞳を細めて、姫神子《めるや》は、笑みをこぼした。じきに、ちょっとした剣幕で側仕えの者が飛んでくる。]気取られてしまいましたか。ゆうべの夢見で、雪を願う夢を『掬った』こと。いいではありませんか、子どもたちが喜ぶのですもの。この力で降らせる雪には、田への悪影響もないのですし。[『こんなことにお力を使って』 女官が嘆く。『お力は、国のため、せめてご自身のためにお使いください』]あら。子どもたちが喜ぶことは、十分私のためですよ。[だからゆるしてね、と両の指先を軽く合わせた。]
(188) 2015/06/15(Mon) 14時頃
sol・la
ななころび
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