ちょ、ひゃっ……![ 押し殺した初心な悲鳴には意に介さずに、小さな水音を携えた舌の愛撫は続く。 白い泡と反射光にまみれた指は、微かに熱を奪いヒヤリとした感覚を伝える。それ以上に、顔と心臓が熱と鼓動を伝えていた。 ]女の子……どうし?[ 普段はあまり感情を表に出さないその顔が、真っ赤になった姿は目の前のルームメイトにはどう映っただろうか。 そんなことに思いを馳せる余裕もないまま、ぐちゃぐちゃの脳内は現状を飲み込むのに精一杯だっただろう。* ]
(187) 2017/07/08(Sat) 17時頃