【人】 呉服問屋 藤之助

[平気だという言>>179は、強がりというよりも、つくりかえた此方を信用しきっているかのように聞こえて、藤之助は真顔に戻る暇がない。
媚毒を唇と舌で流し込んでいけば、嬌声の合間にしがみ付いた滑り台のプラスチックと肌の摩擦音が響く。

舌が焼ける心地がない。
つまりは、押し込まれる「毒」を解毒していないということだ。
魔性に堕ちた身体だからか、それとも堕ちたことによって変わった精神が解毒を押し留めているのか。
後者なら良い、と願った。]


　きつい……？
　ああ、滑り台に当たってるよ。長いと大変だな。
　
　
[そこで擦ればかなりの快感が得られるだろうに。
我慢して、我慢して。
そうするのもすべて、自分によって施されるのを待ってるからと知れば>>180、それを与えない主ではない。]

(186) Ellie 2018/03/08(Thu) 00時半頃