― 少し前 ―
やーもう、冬場の荒れた唇とか「食・べ・て、はぁと」って言ってるみたいに見えるぜ?
[酒気に熱を帯びた目はぼんやりとしている。
だからだろうか、猥談めいた話をしたのは。
意外とノリの良い反応の二人>>162>>166に肩を震わせて笑った。]
あらやだー、けいちゃんもかっちゃんもノリノリじゃん?
良いぜ。今度、気が向いた時にな?メロッメロにしてやるよ。
[人差し指と中指で自身の唇をなぞる。と、恋奈の呟き>>183が耳に入り、目に見えてショックを受けた顔をする。]
恋奈!?これはそのー、ちょっとした駆け引きというか!
まあ……大人になれば分かるさ……。
[大人特有のずるい逃げ文句を口にして、話はこれで終わりと言うように立ち上がった。
先ほど話した事を実践するのは、おれか、それとも彼らか。
相手が誰になるのか。
おれたちはこのときは未だ、知ることは無かった。*]
(186) 2015/01/19(Mon) 22時半頃