[そうしてセレストはピラフを半分ほど平らげて、エリアスに皿を渡した。レストランの賄いはしっかりと彼女のお腹と、そうして味覚を満たしてくれた。
勿論、甘いもの…取り分け好物のチョコレートは別腹ってところ]
[差し出された筈のフォークが引っ込められれば>>88、彼女は僅かに眉を寄せた]
ちょ、エリス。渡さない気?
[言外に楽しみにしていたのにと含ませる彼女をよそに、当のエリアスは溶けたチョコに浮かんだチェリーを刺して、そうしてそれをセレストによこしたんだ]
……子供じゃないんだけど?
[偽りの愛と好意を振り撒く時にそうされれば、笑顔でぱくついただろう。
けれどここはプラペード空間。エリアスの行動はセレストにとって、子供扱いに映った様だ。
不満を尖る口元に浮かべて、差し向かいの居候くんを薄く睨んでみたんだ]
(185) 2014/01/21(Tue) 21時半頃