ケイ、 ッあ、んんんっ!
[人並みを外れた大きさに強くなるピストンが合わされば、奥を抉られることも増え嬌声も大きくなる。
ごつごつと突き入れられることで声自体が押し出されているかのような錯覚。
溺れそうになるのを、せんぱい、と呼ばれる声で繋ぎ続ける。
その声が、名前を呼んで、と願うなら。]
けぃ、ち ケイイチ、ケイイチ―― ッあ、ンンっ……!
[慣れない響きは、喉を滑るのに若干引っ掛かりがあったが、出てきてしまえばあっけない。
繰り返しながら、ピストンを受け止める。痛みも傷もなく与えられる快楽はひたすらに快楽ばかりで、今何が起きているのかもわからなくなりそうだった。
己を失いそうな感覚に、縋る場所を求めてきつくケイイチの背に抱きついた。痛いと言われても、離せそうにない。
赤子のようだ、と奇しくも同じことを、考えていた*]
(182) mmsk 2018/03/08(Thu) 00時頃