―目白・たまらん屋―
[随分と馴れ馴れしいオッサンだ、と思いつつも昨日のような悪臭による生理的な嫌悪感はあまりなかったので、なんだかんだと話には付き合っていた。時折はラーメンを食べながらなので半分生返事のようになってはいたが]
ええ、わかりました。あの人にはそう言っておきます。
551のお礼、喜ぶかどうかは分かりませんけど。
いえ、あの店員さん……張さんって言うんです?
あの人とは特別仲がいいわけではないんです。
豚まんあげた人……石動さんとも昨日お店で会っただけですから。
友達多くないんですよ、私。
[麺とスープ自体はそう悪くないけれど人が入っていない…と思いながらカウンターの奥を見ると、店主の男性が何気なくスマホ>>115を弄っているのが目に入った。なるほど、これは良くない。厨房に立つ者として衛生的な印象も五円引きだ。食い逃げとかないのだろうか、といらぬ心配をした。]
(181) 2015/06/06(Sat) 22時頃