[ドキドキ?楽しい?良くわからんと無表情ながらに首傾げる。
面白いこと、になんとなくで出た言葉を追求されても困るのだ。
実践もしたことない…と言うか男だけの状況で実践してもと言うか。
にもかかわらずこの下級生は自分と恋人ごっこしようとか言い出すから、漸くたどり着いた生活指導室のドアを前に足を止める]
…普通に甘い恋人とか俺に期待しねぇでおけと、こいつにも言ったけど。
[男同士で空しくないか、と突っ込むのはやめておいた。どうせごっこで遊びだから。
自分に恋人がいないのは事実で何の問題もない。
ちらりと瀬志田を見る。先約は彼だったわけだが、この騒動でうやむやになったがそれについて気にしているそぶりは先ほどから全く無いわけで]
…この“遊び”と両立させられるなら?
[灰色の目を無表情に見下ろす。瀬志田はどっちが良いか決められないと言っていたが、果たして名前も知らない下級生は、何と答えるだろうか]
(180) 2015/01/23(Fri) 14時頃