―Xday-2day・PM5:00頃・現実世界ショッピングモール―
[今日は元々受けていた依頼のパフォーマンスをする日だった。依頼料はそう多くないが、地元で交通費がほとんどからない事を考えれば、飛びつかないはずはない。
そんな訳で、広場で陽気な音楽を流しながらクラブと呼ばれるこん棒を回していた。]
もう一本増やしてみまーす。よろしければ頑張れーって言ってくださーい。
[自分の中ではベストの声量を出し、2本の腕を交互に動かす。
弧を描くように投げられたクラブは、綺麗に4本回っていた。
無事に4本キャッチし、安堵の息を。]
ありがとうございましたー。
[お辞儀をし、周りを見渡せば目を輝かせながら拍手をする子供が数人、顔が引きつっている子供が数人、顔が怖いと毒づく大人が疎ら。そして、掛けられた声>>170に僅かに目を開き。]
「待ってて」
[と、声には出さず口を動かす。]
(180) 2014/03/12(Wed) 22時半頃