い、いけー。やっちゃえジェームスさん
えっと…わ、私は応援してます!
[彼の背中にピタリと張り付くようにしてえいえいおー!と拳を振り上げてみたり、後ろからフレ!フレ!なんて声を掛けてみたり
集中している彼を乱したりしないかとかの心配は一切無かった
6匹の内の3匹、彼が右足を鳴らせば下から飛び出たアスファルトの針山がカエルを貫いて、砂のようにして散っていくのを見た]
はわー…。あれがサイキックって言うんですか
…残りは3匹。私も、頑張ります!
[守られてばかりの悲劇のヒロインになるつもりは無い。元はと言えば自分一人でも生きていくのが心情だったはずなのに
想定外の死に、目の前の危機に心かき乱されていたのも落ち着いて。彼のポケットを弄る手を一度止めれば、3匹のカエルの奥にあるコンビニの看板。自転車。ガードレールを指差して
妖艶に招くように、こちら側に指を折り曲げればそれらが背後からカエル目掛けて押し潰した]
(180) 2016/06/03(Fri) 21時頃