…く、ぁ"…ッ!!は、は……ぃ"っ、あ"!!
[このクソ男の背中をぶち抜いてやるとばかりに背中を蹴り上げるが、きっとこの位置では大した威力を持たない。
解放されたはずの左手は先程の渾身の拳で痛む。───この男、人を殴ったことなど今まで無かったのだから当然だ。
引き金を引くその手に、左手を伸ばして銃口を逸らさせる。恐らくできたとしても最初の2,3発は浴びてしまうだろうが、これしかもうない。
男は疲弊しながらも、銃口を逸らせたろうか?
どちらにせよ、右肩、右肩、右胸────それから喉。4発当たったらしい。]
……は、…ヒュウ……ゲホッ、がハッ、……は、……ヒュウ…う"……ぁ"……
[嗚呼、きっとその失血は酷いに違いない。
視界がやけにぼやけて、それから全身が熱い。頭の中だって真っ白だ。
……だからきっと、新たな銃撃(>>178 ジェフ)だった男は痙攣することしかできなかったはずだ。どれくらい命中したか?────そんなのは、知らない。きっと足だって血塗れだ。]
(180) 2016/03/06(Sun) 01時半頃