[勢い良く脚を振り上げれば、こちらからは見えないものの 煩いほど飽きるほど聞いたその声で当たったことを確認>>172した。
それからの行動は早い。
黒髪の警官の視線が>>173、そのヨーランダに向けばその隙に左手の拘束を解いて、攻撃を繰り出した。
あまり美しいない攻撃だが、そもそも酸素を消費して生を享受すること自体が美しくないのだ。そう、自分は美しくない。ならば仕方ないだろう?
その後再び醜い悲鳴が(>>172 ヨーランダ)聞こえてナイフが向かってくるのなら首を無理やり捻り避けたようだ。…嗚呼、せっかく見た目だけでも美しくなったのに。悲鳴をあげ動く姿は醜い。
それでも恐らく彼女の攻撃は、頬を掠め耳を貫いた。]
……ッ、が、ァ…!!!
[酷い痛みが左耳に走る。確認はできないがきっと出血も酷いに違いない。
荒い息はますます荒くなり、それから失血量が増えれば増えるほど 男が理想とする青白い顔に近づいていく。
痛みのせいか、意識はある。
だから、その黒い鉄の塊が>>174こちらを向いたのも気付いたのだ。]
(179) 2016/03/06(Sun) 01時半頃