人狼議事

134 幽冥異聞


【人】 調律師 ミケ

そうか……そうか、そうか。
ついに、心を入れ替えたのか。

[感極まって、狐の眼に涙が浮かぶ。
かつては、人を容赦なく膾に斬り殺していた邪悪な妖だった。

遥かな昔、助命と引き換えに、誓言で力を縛って改心を約束させて。
それでも、どうしても人への悪戯をやめられないというので、致し方なく妥協して。
せいぜいがところ小さな切り傷に、それも最後には薬を塗るようにさせてから、数百年。

――ついに、自分から人助けをするなどと、言い出すとは。
どうしようもない博徒を子に持った親が、ある日、真っ当に働くと伝えられたならこんな気持ちがするのだろうか]

よかろう、判った。
斯様な事態じゃからな、そのままでは、手に余ることもあろう。

イタチよ――いつぞや縛った力を、解いてやる。存分に、人の助けとなれ。

[こうして、ひとつの思い込みの元に、都の夜にいにしえの妖魔が解放された]

(179) 2014/09/26(Fri) 23時半頃

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