[再びメールの着信音が聞こえたので、少しわくわくしながらメールを開けば、予想通り、恋からの返信だった。その絵文字や顔文字交じりの内容を見てくすりと笑う。それから立ち止まって、すぐに返信を打つ。
しあわせだなあ、って。こんな些細なやり取りでも、そう感じた。メールに書いてあるみたいに雪合戦とかしたら、きっともっと楽しいんだろう。
そんなことを想像しながらメールを送信して、携帯をポケットに仕舞い、顔を上げる。そうすればそこに、見知った姿>>148が見えた。]
…あれ、おーい、志乃ちゃん!
[手を振りながら、彼女の元に笑顔で駆け寄る。クラスメイトの葛城志乃ちゃん。
我がクラス、3-2の委員長。クラス委員になった時に、仕事は引き受けるから、って言ってくれたり、テスト前に勉強を教えたりしてくれる、優しい子だ。]
(179) 2015/07/04(Sat) 23時半頃