― 医務室 ―[上着だけ検査着に着替え、 ブラックジーンズのまま、 枕元にシャツとノート置いて横になった僕の意識が 熱に飲み込まれ沈むのは早かった。 だから、ヤニクが泣いたのも、青年が来たのも、 ヨーランダが部屋に戻ったのも知らず。 ただ、ソフィアのことだけは"知っていた"けれど。] ――――…………んっ[熱い][身体が熱い。][身体を苛む熱に、寝苦しげに寝返りを打つ。][時折熱に魘される以外は、昏々と眠り続ける。]
(178) 2010/09/17(Fri) 07時頃