[こてん、肩のあたりになにか>>170がもたれる。
どこか懐かしい感触。
それもきっと、ずっと昔のことのように思える。
人のあたたかみは何年たっても心地よくて、
だから、どこかさみしい。
郷愁が引き戻されると同時に程よい重みは起きてしまったようで。
小さく、ぁ 、なんて声をあげてしまうが、かえりみた彼の顔は焦りに満ちていて、きっと聞えてはいなかっただろう。
その姿がなんだか可愛くて、自然と微笑めば、いつも通りに挨拶を]
ううん、きっと茅山君だよ
そそくさと立ち去って行ったけど…トイレかな?
面倒見がいい子たちばかりで助かるよ
[不思議そうに上着を見る藤真に、さっき見た光景を伝えてみる。
何かと気が利く、だけどどこか危なっかしいところもある子だ。
最近は慣れてきたようにも見えるが…そういえば、藤真とは同校だったか。]
(178) 2015/07/03(Fri) 22時半頃