ば、か、じゃない、です、か…? わかん、ない、なんで、なん、で、こん、なこと…[ひゅう、ひゅう。荒くか細い息の間に言葉を挟み、ぼろぼろと涙を溢す。虚無を視ていた琥珀と烏玉を彼女>>150へと向けて] こんな、に、きたなく、しちゃっ、て。[黒《オーラ》に染められた腕に指を伸ばす。力の入らない腕は殆ど持ち上がらず、するりと肌を滑るだけで。抱き留められる。情《バグ》なんて捨てた筈なのに。愛《バグ》なて持っていない筈なのに。涙が、止まらなかった。]
(177) 2014/11/20(Thu) 22時頃