[近付いてみるとその正体が分かった。それは悪魔だった。その悪魔はこちらに気付いたのか羽を縮めていき、表情を曇らせる。だが今のアイリスはその事よりも悪魔に会えた事の方が興味があった。]
へー、悪魔って森の中にもいるんだー。
[好奇心旺盛な目でその悪魔を見つめる。]
んー、悪魔憑きっていうのは半分正解かな。
私?私は来週女王様に会いに行かなくちゃいけないからその準備の為に買い出しに行ってたんだよー!
で今はその帰りっていう訳。そこであなたの姿が見えたから気になって来てみたんだー。
[アイリスは悪魔の問いかけに答えた後、ふと賭けについて思い出した。美徳と大罪...天使と悪魔...
もしかしてこの悪魔...
初めアイリスは相手が悪魔ということもあり、警戒していたが、アイリスの警戒心はやがて期待と好奇心に変わった。]
(177) 2014/12/26(Fri) 01時頃