うぇっ?!
[まったく気づかなかったと、内心ドキドキしながら「おはよー」と応える。
「まこ、だいじょうぶー? 調子悪い?」
ミヨコの心配そうな声に、真琴は大丈夫とかぶりを振ってみせた]
ちょっと寝不足気味でさ。あは、あははは。
[「んーそうなの? あんま無理すんなよー」と言いつつ、それ以外は特に気にも留めた様子もなくミヨコは自分の席に戻っていった。それを確認して、真琴は机の上に突っ伏した]
(ああ、もう何もかもが最悪だ……)
保健室行こうかな。
[この際、今日はもうサボタージュしても良いかもしれない。体調が優れないは本当だし、一日ぐらい文化祭の準備が滞ったってだれも……準備? あ、ああああああああ!]
やちゃった……。
[昨日は気が動転して、そのまま全部置いて帰ってしまったような。ということはもしかして、もしかしなくても今それを持っているのはおそらく―――緒方先輩だ*]
(176) 2017/07/06(Thu) 19時頃