[掬い取られた柔色のもの。 何を問う間もなく、口の中に指匙が差し込まれて、 舌に乗せられたものの冷たさに、まず驚いた。 反射的に閉じようとした唇が男の指をきつく咥え込む。] ……っ!? ん、 ん…?[口中の温度でとろりと溶けて流れ込む とろりとした液は、とても甘い。 初めての食感に幾度も瞳瞬いて、物問いたげに見上げた。]
(175) azure_blue 2013/01/21(Mon) 03時頃