[突然の告白に呆然としている間も、ライジの言葉は続いていた。
>>160いや部屋を移るとか冗談じゃない。
同じ部屋のままがいいんだと言おうにも、声にならない。
>>162欲情とか聞こえた気がしたが。
それなら自分だって、随分疚しい妄想をしたことがある。]
ぁう…………
[そんな真摯な言葉に、ようやく絞り出したのがアレでは、呆れられても文句は言えない。
>>164実際、視線は泳いでいるし、頭を掻いて、困って……いる、のか?
いやなんか違う……?]
え、いや……それは…………
[改めて問われ、また顔が熱を持つ。
>>165恐る恐るに顔色を窺えば、むこうも眉を寄せたり目を閉じたり開けたりの状態で、余計に羞恥が増してきた。
とりあえず、この、汗ばみまくった手を拭わなくてはと、両手をポケットから出した矢先────]
(175) 2015/11/15(Sun) 00時半頃