[多少背は越したものの見下ろす程の差はついていないから、頭を撫でるに苦は無いだろうけれど。
>>169ラディから手が伸ばされると気付けば、いつもの様に前かがみでそれを受ける。
それから準備を済ませる為にお互い部屋に戻り、着替えと諸々の準備を済ませる。
いつも持っている計数匙と小槌、削り刀は悩んだもののポーチごと手荷物に入れて部屋を出る。
ラディはまだ準備が終わっていないようだったから、その間にネコの食器を片付けたり屋敷の中の戸締り確認をして。
戻ってきた時にはラディも部屋から出てきていたのだが]
ラディ、それは?
[着飾った姿にはそぐわぬ薬籠を持っているのを見て首を傾げると、手土産だと返された。
久し振りだからと笑うのを見ればそんなものか、と思いながら籠を受け取って。
いこうと促す彼女に頷きを返せば、甘い夜香木の香に進む先を誘われて行った*]
(175) 2018/03/18(Sun) 00時半頃