【人】 トレーサー キルロイ

>>@39
[かわいい、と言われても声が出なかった。
否定する気がなかったのではなく、眼前に晒された肉体に目を奪われてしまったから。
細身で締まった肉体に、露わになったものは自分のよりも大きい。――そこに、端的に言えばショックを受けた。
まあそうだよな、身長抜かれたしな。だよな。と何度も納得の台詞を脳内で繰り返しながらも、おそらくちょっと顔に出ていただろう。]

はぁ、っ、だめ、　……じゃねぇ、よ。
でかくなったな、って、ンン、驚いただけ…ぇ、っ

[弟の指の動きは、やはり慣れているのかすぐに力が抜けてしまう。服を脱がすことに成功したら、熱い息を吐いて存分に身をよじらせた。
動きのための力みが消えて、甘い感触を受け入れれば、すぐに思考も蕩けていく。
なんとか脱がすぐらいはできたのなら、まあお相子、と言えるのではないか。いやそうして欲しい、と内心願いながら、脱がせた時のまま腿に添えていた手は、淡いタッチで上との方へ滑らせた。]

(174) tomming 2016/06/20(Mon) 20時半頃