おや、それは素敵な約束じゃないか。
[ 『覚えてないけど覚えている』
旅立つ前に、ポーチュラカとそんな約束>>143をしたと聞けば、覚えた微笑ましさのままにそう返す。
心がある場所と示した個所を、オーレリア自身も両手を重ねて彼女自身のそれを確かめるように触れていく。
温かくなったり、痛くなったり、苦しくなったりする場所。
そんな言葉ともにオーレリアが紡ぐ、旅立った少女達の名にゾーイも含まれていて、そういえば姿を見ていないことに気づいた。
彼女が追いかけたドンと旅立ったのだろうかと、そんな確信に近い予想をした。
触れた心──……そこが覚えているという言うオーレリアには頷いて>>144、それでも幸せにと、友人達に告げることが出来た彼女を想う。
そんな彼女が幸せだと思える世界を、共に生きる事が出来たら、と。]
(174) 2015/12/18(Fri) 02時頃