[傍らを歩く遥の話に頷く。>>120]
うん。運動すんのは好きだけど、飯作んの俺の仕事だったからさー。
全国目指すような部だと、さすがに色々しんどそうっつーか、そこまでの情熱もねーし。
必死さは足りないだろうけど、単純にバスケ楽しむ感じで、同好会もまあ楽しいよ。
格技場は……たまに近く通ると、いっつもいい音してる気がするなあ。
竹刀のパーンッて音とか、足がキュッキュッって鳴る音とか、聞いてて気持ちいい。
…………声は、なんか皆凄すぎるけど。キエーッみたいな。
なんにしろ、“スポーツ”ってより、“道”なんだなーって感じする。
[剣道について感じていたことを、そう話してから。]
器用かあ。器用貧乏って言われたことはあるなー。
打ち込んだら……か。うーん……そーだなあ。
[スポーツは好きだけど、打ち込むまでの気はないカイルは少し苦笑した。]
(172) 2014/01/02(Thu) 23時半頃