[この上ないタイミングで差し出された茶を受け取ると、カップを胸元まで運ぶ]よく出来た侍女だ。[彼女を褒め、一口茶を啜る。が、訃報を聞いた瞬間カップを取り落としかけ、耳障りな音を立てて皿に戻した]バーナバス・キャヴェンディッシュか?[手が震え、握ったままのカップが皿の上で揺れる。堪えようとするせいか、カタ、カタカタと不規則に音が鳴る]」あの強い男が、何故。何故死んだのだ。君は、彼を見たのか?[目の前のか細い女に詰め寄る]
(171) 2011/02/09(Wed) 01時半頃