[微笑みと 沈黙 微かに芽生える 恐怖に似た何か ちりん 静寂を破る涼やかな音が合図かのように 唱えられた呪文に 杖へと手を伸ばす が── ] ── っ どう、して ……[ 放たれたのは自分にではなく 僕の背後に寄っていた 闇>>169 崩れ落つる音を背に 呟く声は小さい ずるい ずるいなぁ やっぱり僕はキミを 心から疑うことなんて できないや── ]
(171) 2015/02/07(Sat) 13時頃