まず、俺は今まで会った師匠クラスの中では一番信頼出来ると思ってる。
[ノストもまた自分と同じ血気盛んなのは知ってる。
自分の様に激情に駆られず、冷静を保っているのは認めてるし、素直に尊敬してる。それは口にしないのだが。
じっと三白眼を眼前に居る吸血鬼に向け、逸らそうとはしない。]
それに、お前だったら全身全霊でぶつかり合いたいなと思ってるし、ずっとそれが続いたら良いな、と思ってる。
いや、それだけじゃねぇなぁ……うーん。
[こう、何て言えば良いのか分からず、こめかみ辺りをがりがりと掻いて、悩む。
両腕を組み、首を傾げ、無い頭を駆使し、懸命に言葉を探す。]
何て言えば良いかねぇ、……ついて行きたいんだよ。
あんただったら、師匠になってくれたら良いなと思ってる。
[喋っていく内に、自分の中で思っていた事が纏め上がっていき、一人納得してる。
勿論、ノストがどう考えているのか分からないが、一先ず自分の意思を認識し、理解して。]
(171) 2015/08/04(Tue) 01時頃