102 【参加者募集】勇者は異世界からやってくる


【人】 風来坊 ヴェラ

[ ヴェラは魔物をかき分けるようにして、娘に近づいた。
 そんな中、護衛の兵士が絶命寸前に放った流れ矢が、こちらへ飛んでくるのが見えた。
 娘に……当たる軌道?! ]

 ……!!

[ 左が盾でなかったことを後悔したが、
 それでも咄嗟に飛び出して、娘を抱きかかえ、その太い腕で矢を受けていた。
 傷の熱さが、左腕に走る。 ]

 ……怪我はないか?

[ この娘に死なれては、せっかくの茶番が無駄になる。
 ほっとしながら、ヴェラは緑の瞳で娘を覗きこんだ。 ] 

(171) 2013/11/20(Wed) 02時半頃

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