[ラルフもグラスを手に取り、興奮をワインの風味で打ち消そうとする。
まあ、浴びる程飲む真似は絶対にやらかさないのだが。
少しずつワインを味わいながら、ピッパの話>>165を聞いている。]
そうなんですか。寝ながら歩き回る人、たまにいますけれども、
ピッパさんはそういう人には余り見えませんし――。
[ピッパの言葉が真実だとすると、もう一つ謎が増える。ピッパがどうして勝手に移動したか、だ。
もっとも、ピッパ自身が夢遊病かなにか、という線もあるが、もしそういう気があるのなら"変"だとは言わない気がする。
恐らく、ピッパはこのような経験をしたことが無いのだろうか、と予測しつつ。
続く言葉には肩を竦める。]
嫌じゃないですけれど、いきなりだとちょっと気後れしちゃうんですよね。
これ性格なもので。
――城主の部屋、がピッパさんの部屋なんでしたっけ。
じゃあ、後で伺っても? 流石に泊まるのは遠慮いたしますが。
[そう、冗談まじりに聞いてみた。]
(171) 2014/10/09(Thu) 00時半頃