[高みに上る瞬間を重ねる。
その瞬間、夥しいほどの白濁が彼の中で弾けた。
収斂に合わせて棹が欲を押し出し、鼓動を打つ。
ドク、と溢れ出した精はヒクつく内壁を潤して、奥にまで届く。
熱い奔流は、ドロリと内壁を撫でて、隘路を遡る。
彼の吐き出す精が己の腹に掛かり。
飛び散る白濁の一滴が、敷石の赤の隣に並んで落ちた。
ハ、と短く息を吐き、一度吐き出しても納まりきらない熱に心臓が煩い。
一晩中、彼を寝かせなかったらしい自分>>3:7は、強ち嘘でもないかもしれない。
彼の許容を求め、身体を引き寄せた。
未だ互いに達するまま求め、身体より心が欲望に従う。
繋がる角度が変われば、白濁を更に奥へと届けるように結合が深まり、今度は下から突き上げようか。
一度解放しても、硬度は失われず、寧ろ達したばかりの脆い肉体を嬉々として貪った。]
(170) momoten 2014/02/10(Mon) 02時半頃