[自身を高める手はごつごつとしていて決して気持ち良いだけではなかったけれど、自分の手より一回りは大きいだろうそれに包まれ、自分でする時以上の快楽を感じ、その事に戦慄する>>150。けれど理性を置き去りに、自分の体の熱はどんどんと高められ、今、男が何を言っているのかも聞き取れない。]
――……ア、はぁっ……う、あぁ…………ふぅっ…!
[身体はただ達したい、それだけを求め、頭はそれ以外考えられなくなる。絶頂を求め腰を揺らせば、それに応えるように、強くこすりあげられ、絶頂に導かれる。]
あぁぁっ……!!あ、……――あ、が、ぁ……ぐ……!!!
[目の前が一瞬白く染まり、達した後の倦怠感に身を浸そうとしたその瞬間、あらぬ場所が激痛を訴える。初めは何がなんだが分からなかった。ただ、その激痛から逃れようと、力の入らない手で地面を掻く。けれど、それから逃れる事は出来ず。
ようやくはっきりしてきた頭が、口に出来ない場所に感じる痛みと、熱を知覚する。そうして、男に貫かれた事を知った。]
(170) 2014/02/03(Mon) 00時半頃