ごめん。 正直に言えば、キミを守りきると断言できない。 外のほうが隠れる場所も少ないと思うし、 敵の目につきやすいとも思う。 なるべく早くここに戻ってくるから――、[待ってて、言おうとした言葉は、直前で留まる。 死が身近にある現状で、先の事なんてどうなるかは分からない。 一度口を閉じ、迷った末にもう一度口を開く。] もしも危険を承知の上で一緒に来るというのなら、 僕は、僕の出来る限りの力でキミを守るよ。[決めるのは、彼女自身。 他人の命運を分けるなんてことは、できない。]
(170) 2014/12/27(Sat) 01時半頃