251 洋墨と躍れ、心の随に


【人】 伝道師 チャールズ



 「 ここは書の街、本の街。
   書を読み、語らう知性があるはず。
   それなら誰かの心の中に、
   自分を棲まわせる事も出来るだろう、と
   あの時なら言ったかもしれないが……

   今この状況では、どうなのだろうな 」


漠然と思い描いただけだった“ IF ”は、
『洋墨狩り』を知る直前の考えに過ぎない。
今となっては、言葉は虚しく上滑るばかり。

他の書霊は狩りを恐れ、張り詰めているだろうか。
そうなっては、話せるものも話せはしないだろう。

 

(169) 2018/10/17(Wed) 23時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】