279 宇宙(そら)を往くサルバシオン


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 談話室 ―

[いつにない言葉に、礼を言われる。(>>71
男は、慰めたつもりはなかった。
言った言葉は事実だと思っている。

船に乗っただけで、
人殺しを強要されている。

ここはそういう場だと、
そして、自分は誰を殺しても責任を負うつもりはないと、
このまま、名前を選び続け、誰かを殺す事を躊躇わないと、
自らのスタンスを言ったつもりでもあった。

別にそれは周囲へと示さなくてもよいものだった。
ミタシュからの視線が来る。(>>84
言葉にされたならば明確に返答はできただろうけれど、
男は視線も返さなかった。]

(169) 2020/08/31(Mon) 16時半頃

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