― 談話室 ―[いつにない言葉に、礼を言われる。(>>71)男は、慰めたつもりはなかった。言った言葉は事実だと思っている。船に乗っただけで、人殺しを強要されている。ここはそういう場だと、そして、自分は誰を殺しても責任を負うつもりはないと、このまま、名前を選び続け、誰かを殺す事を躊躇わないと、自らのスタンスを言ったつもりでもあった。別にそれは周囲へと示さなくてもよいものだった。ミタシュからの視線が来る。(>>84)言葉にされたならば明確に返答はできただろうけれど、男は視線も返さなかった。]
(169) 2020/08/31(Mon) 16時半頃