―ジェームス(ローズマリーと)―
ああ、戻れないぜ。
その時は、ああ、もう1回乗ってくれ。
[>>161 うっとりとした表情で木星を見る彼女にひとつ頷いた。ハルカの時とは大違いだ。
そして彼女の口調から察するに、先に乗車したアシモフからのアドバイスは聞いていないようだ。その真っ直ぐな姿勢に、内心感心した。
着いた先は水星。ブラックホールを前回通過した時は尊い命(アシモフ約50匹分)が、犠牲になったけれども。
今回はそのような事もなく、無事に太陽系の反対側まで来たようだ。地球に比べると遥かに小さい淡い灰色の星が見える。]
水星は太陽にもっとも近い惑星なので、
大体日中は400℃くらいの温度なんだぜ。
それでも、水も氷もあるんだ。にゃはは。
絶対に日の光が当たらない場所があるからなんだ。
[そして大地を抉るようにして、キーワード:【場所に】と書かれている。]
(168) 2015/04/29(Wed) 21時頃