― キルロイの部屋 ―
[戻ってくると、そこにキルロイの姿はなかった。ベッドサイドに、書置き>>159
出歩けるだけの体力が残っていると知って、安心する。
やはり、拭くだけではだめだったか。出す……とか、そういうことになるのだろうか。そのままにしていたら、栄養なんかと同じように腸から吸収されたり……
そこまで考えて、あまりの気色の悪さに身震いした。
中で出したのは初めてだった。過去の女性とのセックスでは、いつもコンドームをつけていたから]
ってか、コンドーム。
[つけたら、駄目なんだろうか。
いや、まず物自体があるか、という話にもなってくるが。
あるなら、つけたほうが色々楽なんだけど。
行為中、ひときわ官能的な様子で囁かれた言葉を思い出す。
直接精液と触れ合わないと、満たされない体なのだろうか。
分かってはいたが、冷静に考えると……その悪趣味さに、沈んだ気持ちになる]
(168) 2016/06/10(Fri) 16時頃