…まあ、男ならその気になれば慰める方法はあるんでしょうけど。
あの子とか…
[ふっと頭をよぎった金髪の少女の名前が口を付きかけて、我に返った。]
いえ、今のはなし。それよりどう?他に何か……
[と麦酒の代わりを受け取ったヴェスパタインに他のおつまみの注文でも持ちかけようとして、唐突な提案に>>163まじまじと彼の顔を見た]
な、ええ……何言ってんだか。もう、やだ……
ええー……
[落ち着かなさげに、そわそわと辺りを見回す。仕事場で、他の客があるかもしれないというのに、一度気にし始めると熱っぽい情欲が湧き出てくるのを抑えられなくなってきていた]
それは……まあ、このままだとちょっと仕事にならないものね。
ちょっとだけだったら……いい、かも?
[カウンターの中に置かれている、包みに手を伸ばしつつ、自分を納得させるように呟く。
中身をカウンターの中で手に取ったまま、許可を求めるような、どこか強請るような視線をヴェスパタインに向けた。*]
(168) 2016/12/06(Tue) 22時半頃