>>157
――〜〜ッ!!!
テメェ、マジで死ねよ
誰がむっつりだッ、犬のケツでマス掻く野郎にだけは言われたくねーなぁ!
[短い奉公を終えて彼が不意に姿を消した時には泣いて祖父を詰った。その程度には慕っていた――優しいお兄ちゃん。思い出の中で優しく自分を呼ぶその唇が今は挑発しか口にしないのが悔しい、というよりは恐らく寂しいのだ。再び出会う事があればと想像したあれこれは時の流れに追いやられて溶け去ってしまったけれど、それでも想いだけは胸の内、今でも鮮やかに思い返すことが出来るだけに]
…誰かさんには敵わねぇよ
[その視線は居心地が悪い――無防備に探られているような気持ちになるから。見返せば心の何処かが痛むようにも思えて向けていた瞳を逸らす。浮かんで消えた戸惑いの表情に彼は昔の面影を見たか否か]
…クソッ、どっちがだよ
変わったのはテメェの方だろうが…
[どこか疲れたような小さな溜息…本当に――悔しくて寂しい。憎まれ口しか叩けない自分、も]
(167) 2013/07/19(Fri) 02時半頃