なるほど。
ーーーそれならば、貴方達は幸いだ。なぜなら、偉大なるお方はかつて私に向けこう言ったから。
『弱き者は幸いである。病める者も幸いなら、年老いた者も幸いである。なぜならば、貴方達は素直に祈る事ができるからだ。天上楽土の門は、全く貴方達の前にこそ開かれている(ラディエルの書67(0..100)x1:62(0..100)x1)』
この城の奥に王の座があり、その奥に決して開くことのない鋼鉄の扉がある。本来は私が地上に降りるときに乗ってきたものだが、私の羽をかざせば開くだろう。
[そう言って、その場のリーダーらしき青年に、自分の羽を数枚むしって渡した]
…さあ、行って待っていなさい。そして、私も後から行こう。
そして、貴方達はそこから聖典に記された誠の幸いな地を、私達と共に再び歩んでいこう。
……うん?その場所が何か……か?
(167) 2014/08/25(Mon) 22時頃