[封の開けられた、スノーボールとミックスナッツ。それから、ふんわりと柔らかい香りがする、ミルクティ。
彼女が食べたり飲んだりするのを見て、それをまねして、口をつける。
スノーボールは、さくさくと口の中でほどけて、小麦粉と、砂糖甘さがふんわりと広がる。
ミックスナッツは、かりかりとして、ちょっとしょっぱい。そして、ミルクティーは、優しい甘さ。
全部、自然の、優しい味。]
おいしいです。
[気付けば、笑顔。]
はい。次は…ここで、「お茶会」しながら、一緒に演奏したいです。
[言いながらも、ピアノは持ってこれないかなぁ、と彼女の顔を伺って。
チューリップ、海。
彼女の話は、本では読んだことあるけど、知らないものばっかりで。]
見てみたいです。
[彼女と話せば、すごく、世界が広がっていく気がして。新しい「また」に、期待が膨らんだ。]
(166) 2016/05/12(Thu) 22時頃