−大広間を出て−
はっ、はっ、はっ、…!
[大広間から飛び出して、全速力。レティーシャと共に大広間に来ていたのなら、彼女を置き去りにしてしまったと後悔しながら。出た直後、入り口で誰かとすれ違った気がするが、そんなことは気にしていられず]
[暫し走ったところでデメテルが追ってこないことを確認すれば、スピードを緩める。と、背後から聞こえたのは猫の鳴き声]
…っ!?うわ、
[驚いて振り向くが先に、背中に衝撃。そのまますてんと転んでしまい、何事かと飛び付いてきた猫を見やる。黒い猫だ。と、同時に頭上から落ちる声(>>164)]
えっ、あ、だ、大丈夫…、です。
[ 申し訳なさそうに言われれば、小さく返して。ゆっくりと立ち上がりローブについた埃や砂をパンパンと払ってから、緊張した面持ちで声の主である青年の顔を見上げた*]
(166) 2015/02/10(Tue) 00時半頃