そうか。クラリッサ殿はすごいのう。
まるで花園のお母さんのようじゃ。
[月桂樹の少女の名に、ほうと感嘆の息を吐く。
食事や、風呂。他にも様々なもののすべてを、かのじょ一人が用意したわけではないにしても。
花園の優しさは、静かにここを守り、訪れる戦士と生まれる少女を見送ってきたかのじょの優しさそのもののよう。]
ほれ、このな、真ん中が透明なやつが美味かったぞ。
コーラなら、あっちに。
[イワノフも林檎を食べるのがまだだったと知れば。>>153
爪楊枝を手に取り、どうぞと差し出す。氷水で冷えたコーラの炭酸と甘さは、乾いた喉によく沁みた。]
……ほう、これが、うさぎか。
[イメージ的には、くまのように見えなくもないけれど。描いた本人がそういうので、うさぎ探しのヒントにしようと、しっかりと瞼にやきつける。
微妙に言いよどむ姿に、まさか既に答えを半分得ているとはもちろん気づかぬまま。]
(165) 2015/12/15(Tue) 23時半頃