─回想:図書室にて─
[昔は>>145
言葉の裏側をなぞるように繰り返される彼女の声。
気付けば逸らした視線は彼女の瞳に。
眇められた双眸>>146に、眉を寄せて。
説教>>147とはまた違った言葉を耳にしては唇を引き結び、結局また視線を下に落とした。
本当は、じゃあ、お前は誰かを頼ることなんて出来たの。だとか。
一人で生きられる人なんていないっていう癖に、頑張り屋な副委員長は誰と名乗り誰と生き、誰を頼っているのだ。だとか。
そんな言葉をセットして、反撃しようかと開いた口。
けども音になることはなかった。
それは、いつかを思わせるセリフ>>0:288に瞼が引き攣ったからだった]
………わかってても。
“いつも通り”に振る舞わないと、また、壊れるんだよ。
一人で立てない。生きられないから、だから、努力してるんだ。
昔のままでいられるように。
(165) 2016/09/17(Sat) 18時半頃