[ てっきりパーティには慣れたどこかの令嬢だと思っていたばかりに、意外な彼女の言葉>>134に、思わずへえ?と試すような声が漏れる ]
そうは見えませんでしたよ
会釈一つとっても、美しいものです
[ 最も自分の価値観も審美眼もアテになるようなものでもないか。
ぽつりと出た思考に自分で嫌になる。
長く息を吐く様子は嘘に見えない ]
お褒め頂き、ありがとうございます、ミス・ミーシャ。
私はゼーニア家のヤニクと、申します。
服は姉が。
こういうものに明るいですから。
クイーンハートに合わせたのか、までは、私にも。
[ クイーンハートの名に改めて自分の袖口に視線をやってしまう。
夜に浮かぶ、僅かにパーティの光を受けたそれは宝石に喩えられるようなものではなくて、でもそれは──自分が着ているせいだろうか ]
(165) 2017/01/08(Sun) 01時頃