うん、ありがとう……。[純粋な目をしていたサミュエルだからこそ、心からそう願ってくれているのが分かった。前髪の奥で、瞳に暖かな光を宿す。口元が優しく弧を描いた。] 良かった……。 それじゃあ、行こうか。[緩く首を傾けると前髪が横に流れて、微笑みが日の下にさらされただろう。気づいた風もなく背を向けると、お店へ向かって歩き出した。]
(164) 2013/06/04(Tue) 02時頃