―午後/大衆食堂『森の真珠』―
そうですね。風も強くなってきたようです。
今、外に出ることは避けたほうがいいでしょう。
[雨の音を聞きながら、オーレリアとこのあとの予定を話し合う。>>153この場にとどまることに否やはないが、もしものときは、嵐の中ひとり外に出て馬車を呼んでくるという、彼女のその提案は受け入れず]
いいえ、まさか。あなたひとりで外に出すわけにはいきません。
必要なら教会の方から迎えがくるはずです。
無理をして危険を冒す必要はありませんよ。
[幸い昼もすぎている。この時間にこの雨の中、食事のために家を出る者は少ないだろう。このまま席を占領することになっても、それほど店に迷惑はかからないはず。
しかし、空の皿を前にいつまでも座っているのはよろしくない。
ふとオーレリアを見れば、彼女の視線はメニューの方に。もしや同じことを考えているのでは、と思い]
とりあえず、空いた皿を下げてもらって、食後のお茶でも頼みましょうか。
[まずはメニューを広げるために、テーブルを空けることを提案し。手近にいる店員を呼ぶべく、ぐるり店内を見た]*
(164) 2017/08/12(Sat) 17時頃