[へらへらとはしゃぐ自分とは違い対面した相手>>153は何やら言葉に詰まっていて。一週間前に電話で話した幼馴染の反応を思い出し、二度目の反省。「あー」と此方も眉を下げて頬を掻く。ほんの少し配慮に欠けていただろうか、と。]
……うん。
本当に、久しぶりだねえ、
[改めてそう口にしてから首を傾げた。]
ん?
ほら、猫がここはレプリカだー云々って言ってたからさ、
思い出に浸りに?
[くすりと笑われれば「なんで笑われてるのかな」と不思議そうな表情を浮かべて――暫しの沈黙の後、自らのちぐはぐな服装に気付き慌てて白衣を脱ぐ。流石に着物の上に白衣は合わないよねえ、なんて思いながら。]
……なんというか、……うん、
心配を掛けていたみたいで、ごめんね、
[ふわり、と白衣をカウンターの上に下ろすとバツが悪そうな表情を浮かべる。
今はお互い元気で再会を喜んでも、これが最後の会話になるかもしれないのだから。いや、もしかしたら互いに殺し合うことになるのかもしれない。が、願いを叶える為ならばそれさえも受け止める覚悟が必要なのだろう。]
(164) 2014/12/07(Sun) 03時頃