―上から2番目のフロア―
[ばん、と音を立てて扉を破壊し、刀だけを持った姿で廊下へと転がり出る。
近くに神影の姿を認めれば、反射的に身を隠すような素振りを見せ]
――っっ、みかげ、さん!!
ごめ、ごめんなさ、俺……まもれなか、っ……
せんぱいが、先輩が上に、まだ、いるから、早く――!
[自分のことよりも先輩を、と言わんばかりに上を示す。
獣の耳を持つ師なら、既に先輩がどこにいるかも把握しているだろうけれど。
この状況なら「ケイイチ」は愚鈍なまでに自分よりも「先輩」を優先する方が、それらしい。]
……おれ、は、なんとか……ひとりでも……
[ふらつく身体を抑えながら、帰還しようと立ち上がった。
自然と肥大した局部も晒されてしまうが、それを目にした師はすぐさまこちらに刃を向けるのだろうか。
それもまた一興。主が贄に最後の仕掛けを施している>>156>>157様だから、あとは僅かな時間を稼ぐだけ。*]
(163) 2018/02/20(Tue) 23時頃