[隣に居る彼>>158の袖をきゅうと握ったまま視線は常に祭壇を見据えていて。時折吸い込まれそうな感覚に陥るたびに袖を握れば元の場所へ帰って来れる。チャールズ先生の透明な声が 聖堂の空気を揺らす。大好きな先生の低い声は 自分の心臓を揺らす。。失うというのに この心地よさは何なのだろう。常に命が死に生まれる 母の胎内のような慈悲が海のようにその場にあるようだった。*]
(162) 2014/07/01(Tue) 02時頃